英語ビジネスメール (挨拶編)

普段から英語でのビジネスメールをやり取りしている人には何ともない話かと思いますが、私のこれまでの経験からビジネスメールでの挨拶について書きたいと思います。
私は外資系(アメリカ系)の会社に入社した際、たくさんの海外の方々とメールでやり取りする機会がありました。
※今から考えればあまりに非効率だと感じますが、当時は英語でも会議についていけないのでメールでのやり取りをお願いしていましたwww

その際、メールでの挨拶(特に書き出し)を迷うことが多くあったように思います。
【Hello-】なのか【Dear-】とすべきなのか、、、更に【Mr(Ms).-】なのか【xxx-san】とすべきか、などのとても細かなことを気にしていました。

結論から言えば、日本人以外はそんなこと誰も気にしていないので全部が正解ですw
でも、小心者の私はそれでも頭のどこかで常に気にしていたので、本ブログでは私の経験から言える傾向について書いてみます。(勿論、色々なご意見があるかと思うので、あくまで私の私見として見ていただけると嬉しいですw)

Hi, Hello, Dear (書き出し)

Googleで調べると【Hi, Hello】という表現はカジュアルな表現であり、【Dear】とするとフォーマルな表現になると出てくるかと思います。

確かに、【Hi, Hello=やあ、こんにちは】【Dear=拝啓xxx様】みたいなニュアンスになるかと思いますが、私がこれまでやり取りする中で国や地域によりこれらの使用には少し傾向があるように思います。

①アメリカ: 【Hi, Hello】の使用頻度がかなり高い。これは社内であってもクライアントであっても同じで、だいたい書き出しはこの言葉で始まるイメージがあります。むしろ【Dear】を使うと「おいおい、急にかしこまって何か深刻なお願いでもあるのか?」・「カタい奴だな」と思われるかもしれません。

チェンゆうも最初、社内メールでアメリカ人のManagerに【Dear】の書き出しでメールを送った際に「Hi, don’t use something fomal,,, Let’s keep it chill(そんなカタい言葉は使わず気楽に行こうぜ)」 みたいなことを返信されました。クライアントからも、同様のリアクションをされたことがあります(その方はMerrill Lynchという金融系の方でしたw)
何かこれはアメリカの自由かつ個人主義を強く反映しているように思いました。表現どうこうよりも内容が重視される社会である国ですのでw

②ヨーロッパ: 欧州をひとまとめにするのは難しいですが、日本人がビジネスのやり取りをすることが多いのはイギリス系やドイツ系が多いのではないでしょうか?日系企業の多くがこれら2つの国に進出しているケースが多いからです。

イギリス: 年配や初対面の人には【Dear】を使う傾向が強いが、社内や既に知っている人に対しては【Hi, Hello】となる。これは日本人に近い感覚だと思います。イギリスに出張した際に、日本に似たて上下関係がしっかりしているように感じました。特にManagerやDirectorクラスの人たちはフランクというよりもクールな英国紳士のような方が多かったように感じました。

ドイツ: 社内のやり取りでも【Dear】を使う方が多かったように思います。アメリカやイギリスよりも更に厳格なイメージです。これは、上席者から下位者の場合でも同じです。

③インド: 【Dear】のケースが殆ど。歴史的な背景もあるのかもしれませんが、社内での上下関係についてはとても厳しいように思います。特にインド人同士では、上司に対してSir, を使ったりすることはよく見られますので、もしインド系の上司がいる場合には少し気をつけた方が良いかもしれません。

Regards, Thank you【書き終わり】

これに関しては、

結論

結論として、以下のように対応しておけば問題は起きにくいかなと思います。

⇨アメリカ系: 【Hello, Hi】で始まり、【Regards, Thanks】などで締める。
⇨その他の地域: 【Dear】で始まり、【Best Regards, Thank you】で締める。

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